エアコンの隠蔽配管にかかる工事費用はどの位?メリット・デメリットも解説
2024年9月22日更新
エアコンの隠蔽配管とは、室内ユニットと室外ユニットをつなぐ配管を隠す方法です。
外観をスッキリ見せたい場合には、おすすめの方法といえます。
しかし、気になるのが隠蔽配管工事の費用ではないでしょうか?
そこで、本記事では隠蔽交換の概要から費用相場までを解説します。
隠蔽配管とは?
隠蔽配管とは、エアコンの室外機と室内機をつなぐ配管を壁や天井に隠す方法です。
通常の露出配管と異なり、外部から見えない美しい仕上がりが特徴です。
ただし、設置場所や機種によっては隠蔽配管が不可能な場合もあります。
通常の配管と隠蔽配管の違い
通常配管と隠蔽配管の主な違いは、配管の見え方と設置の自由度にあります。
通常配管は室外機から室内機まで直線的に露出しているため、外観に影響を与えます。
一方、隠蔽配管は壁や天井の中に隠れており、外部からは見えません。
これにより、家の外観がすっきりと美しくなります。
また、隠蔽配管は設置場所の自由度が高く、室内空間を効率的に活用できます。
通常配管は室外機の位置に制限されますが、隠蔽配管なら希望の壁にエアコンを取り付けられ、風向きや部屋のレイアウトを考慮した最適な配置が可能になります。
隠蔽配管できないエアコンの種類
隠蔽配管に対応できないエアコンの主な種類は、「加湿機能付き・換気機能付き・屋外排出式のお掃除機能付き」エアコンです。
これらは特殊な機能のために追加のホースが必要となり、壁内での配管延長や曲げが困難なため、隠蔽配管での設置が難しくなります。
例えば、加湿・換気機能付きエアコンは加湿ホースや排気ホースの延長が必要で、壁内での取り回しが複雑になります。
また、屋外排出式のお掃除機能付きエアコンは、ゴミ排出用ホースが壁内で曲がることで機能が損なわれる可能性があります。
これらの特殊機能付きエアコンを選ぶ際は、隠蔽配管の可否を事前に確認しておきましょう。
エアコンの隠蔽配管のメリット・デメリット
エアコンの隠蔽配管は、メリットだけではなく、デメリットもあります。
そのため、隠蔽配管工事を行う場合には、デメリットまで考慮しておきましょう。
以下で主なメリット・デメリットについて解説するので、工事を依頼するかどうかの参考にしてください。
エアコンの隠蔽配管のメリット
エアコンの隠蔽配管には、主に2つの大きなメリットがあります。
まず、家の外観と内観が美しくなります。
配管が壁や天井に隠れるため、室内外ともにすっきりとした見栄えになります。
外壁の統一感が保たれ、配管の色が目立つことがありません。
また、室外機も目立たない場所に設置できるため、全体的な美観が向上します。
もう一つのメリットとして、エアコンの設置場所の自由度が高まります。
通常の露出配管では室外機との距離に制限がありますが、隠蔽配管なら壁や天井裏を通すことで、ベランダから遠い場所や高層階でも好きな場所に設置可能です。
これにより、部屋のレイアウトや空間の有効活用の幅が広がります。
エアコンの隠蔽配管のデメリット
エアコンの隠蔽配管には、いくつかの注意すべきデメリットがあります。
まず、費用面での負担が大きくなります。
新設時や買い替え時、故障時の工事費用が高額になり、長期的なメンテナンスコストも上がります。
また、隠蔽配管工事に対応できる業者が限られるため、施工や修理の手配が難しくなる可能性があります。
メンテナンス面にも注意が必要です。
配管が壁内にあるため、劣化の判断が難しく、点検や修理に時間と費用がかかります。
さらに、配管が長くなることで冷暖房効率が低下する可能性や、壁内の環境変化により害虫が発生しやすくなるリスクなどもあるのです。
そのため、隠蔽配管を行う際は慎重に検討してください。
隠蔽配管エアコン工事の費用相場
エアコンの隠蔽配管工事の費用相場は、状況によって大きく異なります。
新規設置の場合、標準工事費に加えて10,000~14,000円程度のオプション料金が発生し、合計で20,000~32,000円程度です。
ただし、配管延長が必要な場合は追加費用がかかり、総額が45,000円近くになることもあります。
既存の配管を再利用する場合、洗浄が必要となることがあり、その場合は45,000~65,000円程度。
洗浄不要なら30,000~40,000円程度で済むこともあります。
配管交換を伴う場合は、20,000~32,000円が相場ですが、配管延長によって費用が増加する可能性があります。
ただし、建物の構造や条件によって変動するため、正確な見積もりが必要です。
隠蔽配管工事を検討する際は、これらの費用を考慮し、専門業者に相談しましょう。
エアコンの隠蔽配管はぜひご相談ください
エアコンの隠蔽配管をする際は、専門業者に相談してみてください。
エアコンの種類や家の状況によっては、隠蔽配管できない場合やしない方が良い場合もあります。
費用もかかってしまいますので、ご自身だけで決めずに業者と相談して決めた方が良いです。
もし気軽に相談できる業者が身近にいなければ、私たち神奈川中央電気工事までご相談ください。
もちろん、エアコンの隠蔽配管も行っていますので、お気軽な相談からご依頼までお待ちしています。