エコキュート交換はDIYできる?交換の流れと注意点について
2024年8月8日更新
エコキュートはエネルギー効率が高く、環境に優しい給湯システムとして人気があります。
しかし、エコキュートには寿命があり、長期間使用していると不具合が起こり、交換が必要になることがあります。
エコキュートの交換はプロに依頼するのが一般的ですが、DIYで行うことも可能なのでしょうか。
この記事では、エコキュートをDIYで交換できるのか、交換の手順と注意点について詳しく解説します。
DIYでのエコキュート交換はできない
エコキュートの交換は、専門業者に依頼しましょう。
その理由は、高圧電力を扱うため専門的な知識や技術、資格が必要だからです。
具体的には、給水装置工事主任技術者と第二種電気工事士の資格が求められます。
また、水回り設備であるため、水漏れや漏電のリスクも存在します。
これらの理由から、安全性と確実性を考慮すると、やはり専門家に任せるのが最良の選択といえます。
ただし、十分な知識と経験を持つDIY愛好家であれば、自己責任のもと交換作業を行うことも不可能ではありません。
しかし、いずれの場合も、安全性を最優先に考え、慎重に判断することが重要です。
結局のところ、エコキュート交換は専門家に任せるのが最も安全で確実な方法といえます。
DIYでエコキュート交換する手順
エコキュートを自力で交換する際は、大きく分けて以下4つの段階を踏んで進めます。
1.既存エコキュートの撤去
2.新エコキュートの搬入・設置
3.操作パネルの交換
4.新エコキュートの動作確認
なお、プロの業者に依頼した場合は、これらの作業に加えて、新しいエコキュートの取扱説明も行われます。
DIYでの交換は専門的な知識と技術を要する作業であるため、安全性と効率性を考慮し、自身の能力と経験に応じて判断することが大切です。
それぞれの手順について以下で解説します。
1.既存エコキュートの撤去
まず最初に取り組むのが、既存のエコキュートの撤去作業です。
この過程では、給水を止め、タンク内の水を抜き取ることから始めます。
タンクが満杯の場合、排水には約1時間ほどかかるため、その間に電源を切り、電気配線や配管の取り外しを進めます。
最終的に、古いエコキュート本体を搬出して、この段階は完了します。
2.新エコキュートの搬入・設置
次の段階では、新しいエコキュートの搬入と設置を行います。
貯湯タンクユニットとヒートポンプユニットを予定の場所に配置しますが、その前に適切な基礎を整える必要があります。
状況に応じてエコベースの設置や現場での基礎工事が必要となるでしょう。
その後、配管の接続や電気系統の取り付けを行います。
場合によっては配管の変更や延長が必要になることもあります。
3.操作パネルの交換
3つ目の段階では、操作パネルの交換を行います。
浴室と台所にある既存のリモコンを取り外し、新しいものと交換します。
電気配線を新しいリモコンに接続し、壁に固定します。
特に浴室のリモコンでは、水の侵入を防ぐため、コーキング材を使用した防水処理が重要です。
4.新エコキュートの動作確認
最後は、新しく設置したエコキュートの動作確認です。
配線が正しく接続されているか、接触不良はないかなど、複数回のチェックを行います。
その後、試運転を実施し、問題なく機能することを確認します。
全てが正常に動作すれば、DIYでのエコキュート交換作業は完了となります。
エコキュートの交換をDIYで行う際の注意点
エコキュート交換の前日には、必ず水抜きを行っておきましょう。
古い機器内に残った水が新しいエコキュートの性能を損なう可能性があります。
また、水抜きを行うことで交換作業中の水漏れリスクを軽減できます。
水抜きをしないまま交換作業を始めると、古い機器から予期せぬ水漏れが発生し、作業が中断したり、周囲を水浸しにしたりする恐れがあります。
また、残留水が新しい機器に混入すると、水質の問題や不純物の混入により、新しいエコキュートの効率や耐久性に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、交換前日の水抜きは、作業の安全性と新しい機器の最適な性能発揮のために不可欠な手順なのです。
エコキュート交換はDIYではな業者へ依頼しよう
エコキュートの交換を自分で行うには、国家資格を含むいくつかの資格が必要であり、リスクが高く追加費用がかかる可能性があります。
そのため、基本的にはDIYではなく、専門業者に依頼してください。
また、交換前には必ず水抜きを行ってください。
専門業者に依頼すれば、交換作業を迅速かつ安全に進めることができます。
神奈川エリアにお住まいの方は、ぜひ私たち神奈川中央電気工事にご相談ください。
迅速にエコキュートの交換を行います。