LAN配線を壁に設置する方法!基本的な手順について解説
2024年8月8日更新
インターネットの高速化と安定性が求められる現代、多くの家庭やオフィスでは有線LAN接続が重視されています。
特に、ストリーミングサービスやオンラインゲーム、大容量データの転送には、有線接続がより安定した通信を提供します。
そのため、LAN配線を壁に設置することが重要です。
この記事では、LAN配線を壁に設置するための基本的な手順について説明します。
LAN配線を壁に設置する計画を立てる
LAN配線を壁に設置する際には、しっかりとした配線計画を立てることが重要です。
まずはネットワーク機器の配置を決めましょう。
ルーターやスイッチの設置場所を決め、それに応じて各部屋への配線ルートを決定します。
ルーターが設置される場所は、配線の中心となるため、インターネットの主要な接続ポイントになります。
そして、配線ルートはできるだけ短く、障害物が少ないルートを選びます。
壁内に他の配管や電気配線が通っている場合、それらとの干渉を避ける必要があります。
また、壁の材質によっては特定の工具や技術が必要になる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。
LANケーブルの長さは、配線ルートに基づいて正確に測定し、適切な余裕を持たせるようにします。
また、カテゴリ5e以上のケーブルを使用することで、ギガビットイーサネットに対応した高速で安定した通信を確保できます。
LAN配線を壁に設置する際の必要な道具と材料
LAN配線を壁に設置するには、以下の道具と材料が必要です。
- ・LANケーブル
- ・RJ45コネクタ
- ・配線用モール・ケーブルダクト
- ・ドリル・ドリルビット
- ・パンチダウンツール
- ・ケーブルテスター
- ・フィッシングテープ
- ・ケーブルタイ・クランプ
LANケーブルは、配線の距離に応じた長さのカテゴリ5eまたはカテゴリ6ケーブルを準備してください。
配線用モールやケーブルダクトは、壁を通したケーブルを保護し、見た目を整えるためのものです。
その他の道具に関しても必要なものなので、始める前にまずはこの辺りを準備しておきましょう。
LAN配線を壁に設置する際の事前準備
LAN配線を壁に設置する際は、まずは事前に計画をたてることが大切です。
壁にLANケーブルを通す際には、以下の手順で行います。
- 1.位置を決める
- 2.穴をあける
- 3.フィッティングテープを使用する
- 4.コネクタを取り付ける
- 5.接続できているか確認する
- 6.壁面の仕上げを行う
それぞれの手順について解説します。
1.位置を決める
配線計画に基づき、壁に穴を開ける場所を決めます。
配管や電気配線の位置を確認し、干渉しないように注意します。
2.穴をあける
適切なドリルビットを選び、壁に穴を開けます。
壁材が石膏ボードの場合は専用のビットを使用し、慎重に作業を進めます。
3.フィッシングテープを使用する
壁内にフィッシングテープを通し、それにLAN配線を固定して引き込みます。
壁内に障害物がないか確認しながら配線を通します。
4.コネクタを取り付ける
LAN配線を通した後は、両端にRJ45コネクタを取り付けます。
ケーブルの外皮を慎重に剥き、内部のワイヤーを露出させます。
各ワイヤーを色の順に従ってコネクタに差し込み、パンチダウンツールを使ってしっかりと固定します。
5.接続できているか確認する
配線テスターを使用して、各ピンが正しく接続されているか確認します。
テスト結果が良好であれば、配線作業は完了です。
6.壁面の仕上げを行う
配線が完了したら、壁面の仕上げを行います。
モールやケーブルダクトを使ってケーブルを保護し、見た目を整えます。
最後に、配線が適切に設置され、問題がないかを確認します。
LAN配線を壁に設置可能!不安なら業者へ依頼しよう
LAN配線を壁に設置することは、見た目を整えるだけでなく、通信の安定性を向上させるためにも重要です。
計画と準備をしっかりと行い、適切な道具と材料を使用することで、自分でもスムーズに作業できます。
しかし、配線後のテストと最終確認を忘れずに行い、安全で快適なネットワーク環境を整えなければなりません。
もし、ご自宅のLAN配線の接続に違和感があれば、すぐに専門業者へ相談してください。
専門業者が行えば、より安全に確実な作業ができます。
もしお住まいが神奈川エリアであればぜひ私たち神奈川中央電気工事にご相談ください。
迅速にお伺いして、LAN配線の状態を確認させていただきます。