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エアコンの2027年問題とは?買い替えへの影響と選び方

2026年8月17日更新

エアコン

 

2027年問題は、現在使っているエアコンが急に使えなくなる話ではありません。

 

2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が変わり、今後販売されるエアコンの省エネ性能や価格帯に影響する可能性がある話です。

 

この記事では、エアコンの2027年問題とは何か、エアコン選びにどのような影響があるのか、今買い替えるべきなのかを解説します。

 

エアコンの2027年問題とは?

エアコンの2027年問題

 

エアコンの2027年問題とは、2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が変わることにより、今後販売されるエアコンの性能や価格帯に影響が出る可能性がある問題です。

 

「2027年問題」と聞くと大きな規制のように感じるかもしれませんが、現在使っているエアコンが突然使用禁止になるわけではありません。

 

まずは、何が変わるのか、どこまで心配すべきなのかを整理しておきましょう。

 

2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が変わる

エアコンの2027年問題は、家庭用エアコンの省エネ基準が引き上げられることに関係しています。

 

資源エネルギー庁は、2027年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタートすると説明しています。

※参照元:資源エネルギー庁

 

省エネ基準が変わると、メーカーは新しい基準に合うエアコンを開発・販売する必要があります。

そのため、今後は省エネ性能の高い機種が増える一方で、これまで販売されていた低価格帯モデルの選択肢が変わる可能性があります。

 

ただし、2027年になった瞬間にすべての製品が入れ替わるというより、今後のエアコン選びで「省エネ性能」や「年間電気代」をより意識する必要が出てくる、と考えると分かりやすいでしょう。

 

今使っているエアコンが使えなくなるわけではない

エアコンの2027年問題でまず押さえておきたいのは、今使っているエアコンが使えなくなるわけではないという点です。

 

パナソニックも、2027年問題について、家庭で現在使用しているエアコンを買い替える必要はないと説明しています。

※参照元:Panasonic

 

ただし、すでに10年以上使っているエアコンや、冷暖房の効きが悪い、異音がする、水漏れがあるといった不調が出ているエアコンは、2027年問題とは別に買い替えを検討する価値があります。

 

影響するのは今後販売されるエアコンの選び方

2027年問題の本質は、今後販売されるエアコンの選び方が変わる可能性にあります。

 

省エネ基準が高くなることで、エアコン本体の価格、省エネ性能、年間電気代を総合的に比較する必要が出てきます。

 

これまでは「できるだけ安い機種を選ぶ」という判断でも済んだかもしれません。

 

しかし、2027年以降は、省エネ性能が高い分、本体価格が高めの機種が増える可能性があります。

 

一方で、長く使ったときの電気代を考えると、省エネ性能の高い機種の方が結果的に負担を抑えられるケースもあります。

 

そのため、2027年問題は「今すぐ買わないと損」という話ではなく、「本体価格だけでなく、長期的な電気代まで見て選ぶ必要がある」という話として理解しておくとよいでしょう。

 

2027年問題でエアコンはどう変わる?

2027年問題によって変わる可能性があるのは、エアコンの省エネ性能、価格帯、購入時の比較ポイントです。

 

特に影響が大きいのは、エアコンを本体価格だけで選びにくくなることです。

 

省エネ基準が高くなることで、これまでより省エネ性能に優れた機種が増える一方、低価格帯モデルの選択肢が変わる可能性があります。

 

ここでは、2027年問題によってエアコン選びがどう変わるのかを見ていきましょう。

 

省エネ性能の基準が高くなる

2027年問題では、家庭用エアコンに求められる省エネ性能の基準が高くなります。

 

省エネ性能を見る指標の一つにAPFがあります。

APFは「通年エネルギー消費効率」を示す数値で、数値が高いほど省エネ性能が高いと判断できます。

 

資源エネルギー庁は、出荷数量が多い区分の省エネ基準として、冷房能力2.8kW以下・一般地仕様の目標基準値をAPF6.6と示しています。

※参照元:資源エネルギー庁

 

省エネ性能の基準が高くなると、メーカーはより効率よく冷暖房できるエアコンを販売する必要があります。

 

その結果、消費電力量を抑えやすい機種が増え、長く使ったときの電気代削減につながる可能性があります。

 

低価格帯モデルの選択肢が減る可能性がある

省エネ基準が高くなると、低価格帯モデルの選択肢が減る可能性があります。

 

省エネ性能を高めるには、熱交換器や制御技術、部品性能などを高める必要があり、その分、本体価格に反映されることがあるためです。

 

ただし、「安いエアコンがすべて販売されなくなる」と断定するのは避けた方がよいでしょう。

 

エアコンの価格は、省エネ性能だけでなく、需要と供給、素材価格、製造・輸送コスト、メーカーや販売店の販売戦略など、複数の要因で決まります。

エアコン2027年問題で買い替えは必要?

エアコン2027年問題で買い替えは必要?

 

エアコン2027年問題があるからといって、すべての家庭が今すぐ買い替える必要はありません。

 

資源エネルギー庁も、2027年4月からの省エネ基準引き上げに備えて、今すぐエアコンを買い替える必要はないと説明しています。

※参照元:資源エネルギー庁

 

買い替えを検討した方がよいのは、以下のようなエアコンです。

・すでに10年以上使っている

・冷暖房の効きが悪い

・修理費が高くなりそうな

・夏前に故障すると生活への影響が大きい部屋のエアコン

 

購入から数年しか経っておらず、冷暖房の効きや電気代に不満がない場合は、焦って買い替える必要はありません。

 

2027年問題をきっかけに買い替えも検討してみましょう

エアコンの2027年問題は、今使っているエアコンが急に使えなくなる話ではありません。

そのため、焦って買い替える必要はありません。

 

ただし、2027年度から省エネ基準が変わることで、今後のエアコン選びでは本体価格だけでなく、省エネ性能や年間電気代も見て判断することが大切になります。

 

10年以上使っているエアコンや、冷暖房の効きが悪いエアコンがある場合は、2027年問題をきっかけに買い替え時期を見直してみましょう。

 

真夏に故障してからでは、機種選びや工事日程に余裕を持てないこともあります。

 

エアコンの買い替えや設置工事で迷っている場合は、部屋の広さや設置環境に合う機種を選ぶためにも、早めにご相談ください。